デザインフェスタvol.37、無事終了しました。
足を運んで頂いた方々、遠方から応援して頂いた友人達に心から感謝です。
前回のデザインフェスタでは、参加は決めはしたものの何を出品すれば良いのかなかなか決められず、土壇場になって「ネガ絵」という珍妙な特技を思い出し、大急ぎで3枚の絵を仕上げて印刷屋さんにポストカードやレターセットの量産をお願いしたような経緯だったのですが、今回は前回分の経験や在庫がある分気持ちにも余裕があり、且つ新しい要素を、と思って臨みました。
今回の新作品としてネガ着彩を施した立体物を構想し、ストラップという形で出品しました。
これはネガ着彩のカエル・ストラップです。(上が原色/下が階調反転後)
カメラのついたスマートフォンやタブレット(特にiPhoneとiPad)の普及によって、誰でも目の前の光景を階調反転したネガの世界で眺めることが可能になった今だからこそ、こういう作品もあっても良いのではないか、という試みの一つです。
手探りの試みと慣れない立体造形に悪戦苦闘を強いられましたが、こうしてひとつの形になったことは今回の喜びの一つでした。
今後さらに造形の特訓を積んで、よりクオリティの高いネガ・カエル・ストラップを披露出来ればと思っています。
これは試作品のひとつで、僕のモチーフのひとつである「星の博物館」の立体化第1弾です。(同上)
量産化に間に合わなかったためデザインフェスタでは現物の展示に留まりましたが、今後さらに煮詰めていきたい作品のひとつです。
これはネガ作品ではありませんが、ストラップとして制作した「おかずちゃん」というオリジナルのキャラクター商品で、共同出品者
しりさん(←クリックするとしりさんのブログにジャンプします)とのコラボレーションです。デザイン、造形を僕が担当し、着彩をしりさんが担当してくれました。
実はこうした新しい作品はほとんど売れなかったのですが(笑)試してみたかった立体へのネガ着彩の第一歩として手応えと課題を残してくれたので、トライして本当に良かったですし、このままやりっぱなしにせず、さらに突き詰めていければと思っています。
また、今回は会場にiPadを持ち込み、その場で画面上でリアルタイムに階調反転した世界を楽しんで頂けるようにしました。会場に展示した原画をiPadごしに眺めて喜んでくださるお客さんの表情が、僕の創作意欲の大きな糧になりました。
次回のデザインフェスタには参加予定はありませんが、じっくりと作品の形態や特性、テーマと向き合って磨きをかけ、また何かの形でお披露目できる日がやってくると思いますので、楽しみにして頂けたら幸いです。
また、フェスタ用に作成した様々な雑貨はネットでも買えるようにしていきたいと考えていますので、そちらもお待ち頂けたらと思います。
それでは、また。
[5回]
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